昨日は切り干し大根の煮物、キャベツの和え物、ピーマンのきんぴらとつくねを作り、鶏肉を蒸した。まだ使わない豚肉には醤油をしておく。今日は余っていた鶏肉と豚肉を合わせて挽き、タコミートを作った。昨日の買い物はこれで大体手を入れたことになる。魚の干物は食べたい日に焼けば良いし、まだある野菜はぼちぼち副菜に使っていこう。
このところ料理をそれなりにしている。しかし料理が捗る時はだいたい、書いたり、書くことについて考えたりすることから遠ざかっている時なのだ、ときゅうりを切りながらふと思う。私にとって料理が楽しいというのは一つの状態であり、停滞でもある。そしてこの停滞に対して進展があるとすれば、書くことに没頭してそれ以外の全てを放り出している状態に他ならない。自分でエンジンをかけていかなければとは思うのだけれど。
今朝は新年早々コンビニのコーヒーマシンでサイズを間違って抽出するという愚行。「仕事始めだからボーッとしちゃいますよね!」と店の人に慰められるなどする。その人は親切にもカップの蓋を棚から取ってくれたのだが、これまたサイズが違っていた。仕事始めだから仕方ない。Sサイズのカップになみなみと入ったコーヒーを慎重に運びながら店を出た。
年越し蕎麦用に買った山菜の水煮がまだあったので、流用したパスタ。もう随分店のパスタを食べていない。
月曜から結構疲れている。昨日の夕飯は茄子の揚げ浸しとブロッコリー胡麻和え、青椒肉絲と甘酒の味噌汁を作った。さらに玄米を混ぜたご飯と、薄く作ったレモンサワー付き。これは外で食べたら2000円くらいするだろうなと自画自賛した。
副菜をいくつか作っておくと食事の支度が簡単でいい。料理は基本的に面倒でやりたくはない。何もなければ胡瓜でも齧っておけばいいくらいなのだが、時々作ることが妙に楽しい日がある。今日、茄子がまだ余っていたので味噌炒めにして、鶏を蒸して裂いておいた。二品。これ以上はやめておく。こういうことは疲れ果てるまでやっても仕方がないのだ。
The Lord of the Ringsを観終わったので、The Hobbitに着手した。LOTRの完走には実に一週間もの時間を要した。48時間期限の配信をレンタルするのだが、途中で期限が切れて再度借りさえしたのである。「王の帰還」のエンドロールが始まった時、やっとこれで終わったのだ……という感慨が、まるで自分自身が指輪を捨てる旅に出ていたかのように押し寄せてきた。
そうしてひと時の安息を経て、今度は過去へと冒険に発ったのである。
どちらのシリーズも物語が面白いのはもちろんなのだが、カメラワークの妙と言うか、世界を余すことなく見せることによって世界観へより深く没入させるところがすごい。草原から山肌、空と走る雲。緻密に描かれる地下の国。LOTRでのホビットの汚れた足、戦場に長髪をなびかせて戦うエルフの洗練された強さ。目に焼き付いている。