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"Zee Deveel series Character Guide"
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スクリーンの向こうにあった青春と夏の終わりの〝All Summer Long〟 ヴァイナル盤 空気震わす細かな溝を滑る針のノイズも愛し 「Don't trust anyone over 30」と傾いた自分も今やアラフィフ
他、全十首
≫ カクヨム
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眼の前の太い三つ編みが、気になってしょうがない。
教室の窓際、後ろから二番めの席。眼の前にはいつも太い三つ編みが揺れている。 沢渡英二は、岸谷晴名のその太い三つ編みを見つめながら、ノートに落書きをしていた――ショート、ミディアム、ボブ、レイヤー、ウェーブ。太い、多い、硬いと三重苦背負った髪を、どうカットすれば活かせるかと真剣に考える英二。
あるとき英二は、サッカー部のスターである三年生の片倉にラブレターを渡してくれと頼まれる。岸谷に? と一瞬思ったそれは、晴名の姉宛だった。部活中の片倉に憧れの眼差しを向けている晴名を見たことがあった英二は、そんなことは嫌だと断るが、片倉は強引に手紙を押しつけていってしまう。
* * *
※ オムニバス短篇集〈 ❦ 10 Love Songs and Stories -君を想いて-〉に収録している一篇です。
※〈病めるときも、健やかなるときも -So Much in Love-〉と繋がりのある物語です。 それぞれ独立したストーリーですので、一方だけ読まれても問題はありません。
[1]三つ編みの彼女と失言だらけの俺 [2]モテ男からのラブレター [3]俺の思うとおりに [4]将来のヴィジョン
{Tags: 短篇/ヒューマンドラマ/青春/恋愛/コンプレックス/将来}
≫ ステキブンゲイ
碧柘榴庵 -aozakuro an-烏丸千弦 / KARASUMA Chizuruロックと映画と猫を愛する文字書きです。自分が読みたい小説を、心の赴くままに書いています。I'm an amateur writer. I love rock music, films and cats. I write the novels I want to read, as my heart desires.
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