路傍探懐 2011ー2017
横浜中華街で、老舗「萬珍樓」の社長を務められ、 街づくり団体連合協議会会長でもある林兼正さんがお書きになった 『なぜ、横浜中華街に人が集まるのか』という本を読む機会があり、 その《落地生根》の精神にあふれた内容に大変感銘を受けました。
町を愛し、子らや孫、我が身に繋がるものたちを思う場所に、暮らしが活きづく。 そこで心から笑うこと、お腹いっぱい食べること、 手を汚し、地に足を着け、此所よりほかに我らが故郷はないと、 寄り添いあい、支えあって、志を共に根を張り生きること。 まるで、そのひと粒ひと粒が瑞々しく膨らんで成す、 おおきな葡萄の房でありつづけるように。
https://www.youtube.com/watch?v=O8S9u8IfDwM